9月7日(土)10時より、6号館4階大教室にて公開講座『性を科学する!』の第6回講座を開講しました。(参加者:217名)
この講座は、本学の様々な学部学科に所属する教員6名が、それぞれの専門分野から「性」を科学するオムニバス講座です。これまでの固定観念を無くし、多様な視点を持って「性」について考えていきます。
最終回となる第6回目は、「同性カップルの結婚と子育て」と題し、人間科学部心理コミュニケーション学科 上原健太郎講師にお話いただきました。
最初に、「性のあり方」は多様で、男や女、LGBT以外にも、もっと多様な性があることが説明されました。また、同性カップルの結婚における海外と日本の現状や、同性婚の両親に育てられた子どもの声を聞き、同性カップルの結婚や子育てについて考えていきました。
受講生の方々からは「知っているようで整理できていなかった性のあり方について少し理解できた」「同性婚、その子どもに対する理解が深まった」という意見がある一方、難しいテーマということもあり、「理解できない、したくない思いがある」といった意見も出ました。
多様な性の形や、同性カップル・同性婚については、様々な意見や思いがあると思います。しかし、肯定・否定ということではなく、当たり前に思っているルールや制度のもとで、実は苦しんでいる人たちがいるということに目を向け、ともに考えていくことの大切さに、今回の講座を通じて気づかれた方も多かったのではないでしょうか。
さて、4月よりスタートした本講座も、今回をもって終了となりました。10月からは、さまざまな角度からスポーツを取り上げ、スポーツに秘められた魅力を探る講座『ふれてみよう!スポーツの世界 ~オリンピック・パラリンピックに向けて~』がスタートします。こちらの講座もぜひご期待ください!