栄養士コースの学生が、給食事業会社の現場学習のために、中学校や幼稚園などで給食を提供している(株)万福へ見学に行きました(9/11)。
対象学生:栄養士コース2年次生(能瀬ゼミ、木下ゼミ)
(株)万福:守口市中学校コラボ給食レシピ開発プロジェクトの協力会社

給食の現場の体験型学習

 今回の見学の目的は、守口市中学校コラボ給食レシピを考えるにあたり、守口市の中学校に給食を提供されている(株)万福の実際の調理や衛生管理などを知ることで、献立作成に役立てることです。
 早朝、大学正門前に集合し、学園バスにて大阪市内にある工場へ向かいました。工場では、弁当箱に出来上がった料理を詰める盛り付け作業が行われており、ガラス越しに、その様子を見学することができました。
 見学後、工場の管理栄養士から文部科学省の学校給食衛生管理基準を満たすために厳しい衛生管理をしていることや、中学校給食を提供する際の献立作成・調理作業上の詳細な説明をお聞きしました。
 説明の中で、大阪市内にある工場では、約3000食の中学校給食が作られており、調理作業は深夜2時ごろに行われていることや徹底した衛生管理が必要であることを知り、給食の現場の厳しさを肌で感じることができました。

佐伯友莉菜さん(栄養士コース2年次生)の感想

 万福の大阪工場は自分が思っていたより施設が綺麗だと感じました。工場が最近施工されたというのもありますが、建物の中も外も清潔感がありました。
 工場に入って、提供される中学校のお弁当式給食の盛り付け作業を見たときは流れ作業なのに常に異物が入っていないか、盛り付け量は適切かというのを常に気にしながら作業されていて大変そうだと思いました。
 栄養士はそのパートさんや調理師が仕上げたお弁当給食の完成形をカメラと目視で確認する非常に大切な仕事をなさっているなと思いました。
 盛り付け作業をしている作業場の床はドライ式で、何か違う作業に移る時や、もう一回同じ作業をすることになった際は手袋を変え、衛生面に細心の注意を払っていることが分かりました。

引率:能瀬陽子准教授、木下佳代子講師、冨加見地域協働センター長、池田

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株式会社 万福