1月11日(土)10時より、6号館4階大教室にて公開講座『ふれてみよう!スポーツの世界 ~オリンピック・パラリンピックに向けて~』の第4回講座を開催しました。(参加者:204名)

 この講座では、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、本学の教員6名がそれぞれの専門分野からスポーツを取り上げ、スポーツに秘められた魅力を探っていきます。

 第4回目は、「近代オリンピックの歴史をひもとく ~東京オリンピックの見方が変わる~」と題し、人間科学部スポーツ行動学科 髙見 彰教授にご担当いただきました。
 今回の講座では、夏のオリンピックに焦点を当て、1896年の第1回アテネ大会に始まり、今年開催される第32回東京大会に至るまでの歴史を辿っていきました。「平和の祭典」と称されるオリンピックですが、度重なる戦争や政治的に利用されるなど、暗い影を落とした大会もありました。また近年では、大会の商業化が進むにつれ、スポンサーの力が大きく影響していることや、ドーピング違反が後を絶たない現実があることも紹介されました。
 一方で、科学技術の発達とともに、大会の運営も大きく進歩し、より多くの人々が臨場感あふれる選手たちの姿を楽しむことができるようになりました。当時の映像には、選手たちが懸命に競技に取り組む姿が残っており、いつの時代であってもスポーツには人々を感動させる魅力があるということを物語っていました。

 次回は、2月8日(土)10時より開催します。講師は短期大学部幼児保育学科 朝倉 洋教授で、テーマは「オリンピズムと芸術」です。古代オリンピックでは、スポーツは強く美しい肉体で神を表現することであり、芸術も同様に神を表現する手段でした。今回は音楽における金メダルを探します。

(本講座の受講受付は終了しています)