「鹿野ちゃれっじ」とは鳥取市鹿野町の地域資源を活かした観光交流事業のことです。国際教養学部 国際観光学科 久保 由加里教授ゼミ生は、鹿野町の強みの1つである、「農」をテーマに地域協働活動を行っています。鹿野町河内地区が取り組んでいる、耕作放棄地を果樹の里山に創り上げる活動に参画して6年目を迎えました。本年度は国土交通省の事業として採択されています。

現在、ゼミ生はwithコロナの観光ツアーの企画に取り組んでいます。
10月17・18日、河内地区で「果樹の里山まつり」の実施が計画されています。このまつりは、地元の方々に果樹の里山を知っていただくことをコンセプトにした、いわば「マイクロツーリズム*」のツアーです。

8月9日、ゼミ生たちは、鹿野町の方々に、オンラインでまつりの企画をプレゼンテーションしました。河内地区の魅力を歩いて知るフットパス、落ち葉を使ったフロッタージュなど斬新なアイディアが、メンバーの意見交換で具体化していきました。

10月のまつりではいちじく狩りや栗ひろいもあり、果樹を使ったパフェやケーキをカフェで楽しむこともできます。

ゼミ生たちは、まつりの成功を目標に、いかにソーシャルディスタンスを保って楽しむことができるか、という初めての課題に真剣に取り組んでいます。

* 「マイクロツーリズム」- 星野リゾートの社長・星野佳路氏が提唱した、3密を避けた、地元の人が近場で過ごす観光のこと