昨年度、作成していた「訪日観光客向け注意喚起ビデオ」が、JR関西空港駅にて放映を開始しました。
《撮影の様子》
JR関西空港駅にて「訪日観光客向け注意喚起ビデオ」撮影を実施!~JR関西空港駅 協働プロジェクト~
2021年12月に動画を撮影。その後、編集・確認を重ね、2022年7月から駅構内、券売機前、みどりの窓口内にて放映開始。さらに、2022年12月には英語版の放映も開始しました。
昨年秋頃から、JR関西空港駅では訪日観光客の利用が急増しています。安全に、正しく、駅をご利用していただけるよう、学生が作成したビデオが役立つことを願います。

■JR関西空港駅
JR関西空港駅では、以前から多くの旅行者が利用され、ポスター掲示や足元サインで周知させていただいていますが、エスカレーターでキャリーケースを落下させてお客様に怪我を負わせてしまう事象が課題としてありました。
 しかし、コロナ禍で、インバウンド旅行者も激減し、関西空港ボランティア(AKV)活動が休止されました。
 その時に、学生さんとJRの社員とで「安全啓発動画」プロジェクトが立ち上がりました。今では、動画前で立ち止まり映像を見てエレベーターをご利用してくださる方も増えました。一人ひとりが社会や環境の「変化・進化」を考えて行動した結果だと思います。
 これからも、大阪国際大学の皆さんと連携をとりながら、安全・安心を追及し、お客様からの期待にお応えしたいです。

■リーダー学生の感想
・嶋津里哉さん(4年次生)
JR関西空港駅では、エスカレーターでのキャリーケース落下事故が問題になっていると伺い、今回その対策ビデオを協働で制作しました。新型コロナウイルスの影響で、撮影予定が何度も延期になり、なかなか実現しませんでしたが、ついに2022年の夏に完成しました。実際に、JR関西空港駅構内で私たちが作った動画が流れていること、またその動画が、事故の抑止に繋がっていることを嬉しく思います。大きなプロジェクトでしたが、撮影・編集・役者は全て学生が行い、お互い協力することで良い作品、良い経験になりました。こういったJR関西空港駅と私たち学生が協力し合って成り立っている活動は、唯一無二だと思います。ぜひ関西空港ボランティア(AKV)に、一度足を運んでみてください。

・大口諒介さん(4年次生)
現在、作成した動画は駅構内で流れています。振り返ると、撮影当日の時間がとても限られていたため、JR関西空港駅のみなさんとの合同ミーティングや、学生のみのミーティングを何度も繰り返して、撮影に挑みました。撮影後も動画をどのように見せたらいいか皆で考え、自分たちで編集して動画を完成させました。
外国人観光客の方々にとって、関西地域への出発地点である関西空港駅で、この動画を見ることで、少しでも日本のルールを知っていただけたら嬉しいです。

■AKV指導教員
・阪口葉子教授(短期大学部ライフデザイン学科)
AKV活動は、2015年10月に開始し累計約3,000人の学生が参加しましたが、コロナ禍で休止を余儀なくされました。そんな中、JRの方々と学生達が、オンラインで意見交換を重ね、古くなった安全啓蒙動画を新たに作成することになりました。電車が走らない夜中に開始し、撮影を終えた時は、始発直前でした。活動ができないと嘆くのではなく、何かできることはないかと、JRの方々と学生達が、一緒に考え、プランを立て、力を合わせて遂行できたことは、学生達にとって、かけがえのない経験となりました。まさに、社会人基礎力である、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を体現できたと思います。

《作成した動画は以下よりご覧いただけますので、是非ご視聴ください。》
・キャリーケース落下防止動画
[日本語版]

[英語版]

・券売機前徒列マナー動画

・線路内落下物注意動画/ホームでの徒列マナー/電車内マナー

関西空港ボランティア(AKV) 活動紹介