4月29日に阪急うめだ本店11階ベビー・こども服売場にて、心理コミュニケーション学科のプロジェクト「フォト・ベースド・コミュニケーション」、略して「フォトコミ」が開催された。
 「フォトコミ」とは、写真を用いたコミュニケーションを通して、子どもたちの自己表現力や自己肯定感の向上を目指すプログラムである。
 当日は、フォトグラファーの相葉幸子さんと学科学生3名が、子どもたちの写真撮影をサポートし、小学1年生から5年生までの13名を対象に「発見」プログラムを実施した。
 阪急うめだ本店では、「地域のみなさまと共に価値あるものを提供し、楽しさや喜びを感じてもらえるようなつながりを続けていく」、「お子様と一緒にお出かけする目的地にしてもらえるようなイベントを作る」という目的の阪急こどもカレッジが、毎月各フロアで開催されている。その中の1つの取り組みとして、「フォトコミ」が選ばれた。
 初めて一眼レフカメラを持つ子や、カメラに興味がある子、緊張してなかなか発見できない子もいたが、撮影が始まり慣れてくると、キラキラした目で自分の見ている世界を共有してくれるようになった。
 フォトコミを開催すること、お店にカメラを持った子どもたちが撮影に来ることは、フロア全体が周知し暖かく見守ってくださったため、トラブルなく無事に終えることができた。
 普段とは違う特別感のある場所で開催することとなり緊張したが、写真やカメラの楽しさを伝えられるような取り組みとなった。

【文】心理コミュニケーション学科4年次 池田紗良