2月に寝屋川市の小中学生を対象に、心理コミュニケーション学科のプロジェクト「フォト・ベースド・コミュニケーション」略して「フォトコミ」を実施した。
 「フォトコミ」とは、写真を用いたコミュニケーションを通して、自己表現力や自己肯定感の向上を目指すプログラムである。
https://oiuvoice.com/photocom/
 今回は「想い」というテーマで、小学2年生から中学2年生までの子どもたちがプログラムに取り組んだ。
 今回の被写体は先生や大学生であり、「想い」を引き出すための質問を考えた後撮影を行うのだが、少しの間考えてしまうような難しい質問から自然と笑顔になれたり、想いを引き出せる質問があり、質問のアイデア出しに苦戦しながらも向き合う姿勢が印象的であった。被写体の表情やしぐさはもちろんのこと、少し違った印象を持たせる余白を使いながら「想い」を表現している子もいた。
 カメラを通して想いを知ることもできるが、日常生活の中でも「言葉」を用いて想いを知ることができる。自分自身の想いと他者の想いを大切にすること、表現することの楽しさを実感し、これから先の人生にも活かしてほしいと思う。

【文】心理コミュニケーション学科4年 池田 紗良