寝屋川市の小中学生を対象に、心理コミュニケーション学科のプロジェクト「フォトコミ」を実施した。

 今回のテーマは「発見」。

ファインダーを覗いて、自分の気持ちが動いたものを自由に撮影するプログラムです。今回はカメラの扱いに慣れている子どもも多く、初参加の友達や職員さんと教え合いながらのカメラ教室となりました。

いざ始まった撮影時間では天候にも恵まれ、汗だくになりながら屋外へ駆け出し、夢中でファインダーを覗く姿も。

「暑い」「疲れた」と言いながらも、それぞれのペースで撮影を楽しんでいる様子が印象的でした。

 撮影後はそれぞれの写真を見ながら、「こんな気持ちで撮ったのかな」「ここが素敵だな」といった感想を伝え合いました。その中で、新たな視点や1人1人の素敵なこだわりも「発見」できました。そして皆が撮った個性豊かな写真1枚1枚と同じように、子どもたち1人1人にも素敵なところがあるという気付きも得て、この日の活動を終えました。

子どもたちはこの「発見」を胸に、自分自身や他者の個性を尊重し合って過ごし続けてほしいと感じます。

 さて、ここまで読んでいただいた「フォトコミ」。今回の活動ではその名の通りカメラを使って写真を撮ることで「発見」を可視化しました。しかし、実はカメラがなくても「発見」はできることには気が付きましたか。あなたのファインダーはどこにあるでしょう。一緒に探してみませんか。この記事が、あなたの「発見」の第一歩を後押ししますように。

【文】心理コミュニケーション学科4年 尾藤怜奈