12月13日、寝屋川市の小学校にて、心理コミュニケーション学科のプロジェクト「フォト・ベースド・コミュニケーション」、略して「フォトコミ」が開催された。

「想い」をテーマに小学6年生の子どもたちが、モデルから表情を引き出すことに挑戦した。

撮影では大学生や先生、モデルに立候補した子どもに自分たちで考えた質問を投げかけ、良い表情を引き出すことに一生懸命な様子だった。

その後、各自気に入った写真を1枚印刷し、班で写真を見せ合い共有していた。同じモデルに同じ質問をしていたにもかかわらず、子どもたちの選んだ写真にはそれぞれ個性があり、表情の違いやなぜその写真を選んだのかという話題で盛り上がっていた。

このように人によって想いは違うということに気付き、理解する。また、自分自身の個性を言語化することによって自身への理解も深まる。そこにこのプログラムの意義を感じた。

このプロジェクトを通して、普段何気なく過ぎていく一瞬の中にも想いはたくさんあるということを分かってもらえたと思う。今回はカメラを活用して想いを表現したが、この体験を通して日常生活でも他者、そして自分の想いを大切にしてほしい。

【文】心理コミュニケーション学科3年 星宗 敬人