本学では、学長のリーダーシップのもと、「国際交流・地域活動・課外活動」を学長3本柱という主要な学生教育の実践的機会として位置づけています。学生たちは3つの機会をとおして「体験的・実践的な学び」を身につけ、大学の理念「GLOBAL MIND」の実現に向けて人間的成長を遂げています。
今回、この3本柱を横断的に挑戦して実践の幅を広げたり、興味のある領域を探求して専門性と実践力を高めている学生さんをご紹介します。
学生:短期大学部 栄養学科 2年次生 有本帆花さん 徳田こころさん
参画:地域活動
◆入学後、成長したこと
「ボランティア(キッズキャンパス)・田植え」
有本さん
入学当初はボランティアに参加しておらず、1年生の夏頃に友達に誘われて参加しました。こんなにも参加するとは思っていなかったので、ボランティアを通して普段できない貴重な経験ができ、多くのことを学び成長できました。
徳田さん
入学前は学内のボランティア活動やイベント事に参加するような積極的な活動はしてこなかったのですが、入学後、様々なことに参画し、挑戦することで自信がつきました。そこからもっといろんなことを経験したいと思うようになり、とても積極的に活動に参加することになりました。これが成長したことです。
◆「栄養学科での学び・実践」との相乗効果
有本さん
キッズキャンパスで子どもとの関わりや田植え体験(お米のこと)など、栄養学科で学んでいることに関連していて、普段の授業以外で地域での学びができ、今後活かせることがとても有難いですし、貴重な経験になりました。
徳田さん
栄養学科では食べ物の仕組みについて学び、さらに、ボランティア活動を通じて実際に食べ物がどのような経緯でできていくのか、そこに携わっている人たちの思いや作業工程などを体験的に学びました。このように学科内の学びに加え、地域での活きた学びができることがボランティア活動に参加する意義だと感じました。
◆第19回食育推進全国大会でブース出展
第19回食育推進全国大会でブース出展の感想
有本さん
門真市の有名な門真れんこんについてのブースを出展しました。来場者様への対応でコミュニケーション能力が高まりましたし、私もたくさんの食関係のブースを見学して、日々の授業では学べないような知識を深められました。今後に活かしていきます。
徳田さん
他校の出展ブースでのレシピ展示や各種の取り組みなど、学校によってオリジナリティがあることを知りました。また、多様な企業や団体の方たちの出展もあり、食についての学びがとても深まりました。見ているだけでワクワクし、体験することでいろいろな知識が身に付き、とても良い経験となりました。
栄養学科 海老澤セミナーが第19回食育推進全国大会でブース出展―地域連携による門真れんこんを通じた実践的な学びの発揮― | 大阪国際大学短期大学部
大学コンソーシアム大阪「地域連携学生フォーラム in Osaka 2024」栄養学科 海老澤セミナー発表~実践的学びの成果発表~ | 大阪国際大学 大阪国際大学短期大学部
◆門真市農業祭り
門真市農業祭りの感想
有本さん
地域の方々と交流し、門真れんこんが昔から親しまれてきたものだと知ることができました。地域イベントに参加できたことはとても貴重な経験になりました。後期は門真れんこんを使ったレシピ開発しています。
徳田さん
門真市農業祭りでは、多様な野菜やお米のことを宣伝していて、皆さんが楽しそうに参加していたことが印象的でした。私もたくさんの野菜にふれあえて、新鮮な気持ちになりました。これからまた門真市農業まつりがあったら参加させていただきます。
2023門真市農業まつりで栄養学科海老澤セミナーが出展 | 大阪国際大学短期大学部
◆地域共催イベント
地域共催イベントの感想
有本さん
表面張力とマシュマロなどの食べ物を使った真空実験を担当しました。夏休みに入る直前の小学生対象だったので、学びになり、また、自由研究にも使えるように資料作成もしました。私たち学生が考えた実験で子どもたちに楽しんでもらい、交流できてとても楽しいイベントになりました。
徳田さん
地域共催イベントでは、一からイベント内容を考え、そこからどんな学びがあるのか、これを今後にどう生かしてもらいたいのかということを考えて計画しました。小学生に向けての実験内容なので難しくなりすぎず、簡単すぎない内容にするのが難しかったです。最後は納得のいく内容のイベントが実施できたのでとても勉強になりました。
◆キッズキャンパス
キッズキャンパスの感想
有本さん
1回目のキッズキャンパスは、冷却パックと紫外線によって色が変わるブレスレット作りをしました。実際に栄養学科で学ぶことに関連した内容になっていて学びになりました。普段は子どもたちと交流する機会が少ない上、教える立場になることもなかったので、成長に繋がる良い経験になりました。
2回目のキッズキャンパスで、前回よりもより子どもたちに楽しんでもらえるように積極的に話しかけるようにしました。一緒に絵を描いたり、シャボン玉などをして交流し、最後は「楽しかった」、「ありがとう」などと言ってもらえてとても嬉しかったです。
徳田さん
1回目のキッズキャンパスでは、小学生たちとの交流もめったにないため、とても緊張していました。なかなか緊張がほぐれない中、小学生たちのほうから話しかけてきてくれたのですぐに打ち解け楽しく参加することができました。大学生になると小学生と交流する機会もないのでボランティアで交流することができて嬉しかったです。
夏休み中
2回目のキッズキャンパス参加では、前回交流のあった子にも話しかけられて参加してよかったと感じました。また、学生が1から計画したため、学生の皆さんとの交流もあり、コミュニケーションを取ることが増えたので、とても成長につながりました。
栄養学科×キッズキャンパス「夏を楽しもう!~冷えひえ冷却パックと紫外線チェックブレスレットを作ろう~」 | 大阪国際大学短期大学部
キッズキャンパス「華道部&栄養学科」マカロニでクリスマスリースをつくろう | 大阪国際大学 大阪国際大学短期大学部
◆南山城村での田植え
田植え体験の感想
有本さん
小学生以来の田植え体験をして、手作業で植える大変さを改めて感じました。実際に農家の方々にお話を聞いて、お米に対する思いや文化を知ることができました。この体験を通して、お米が育つ過程をより理解でき、お米がある有難みを感じました。
徳田さん
田植え体験では、お米ができる前の作業工程や手作業ですることの大変さを体験的に学びました。また、その地域での人たちの優しさや温かさにふれあえたので、お米ができるまでには、たくさんの人の思いがあると実感しまし。これからお米を食べるときは、南山城村の方たちの顔を思い浮かべて食べようと感じました。
水田に緑の絨毯を広げる田植え体験―伝統的な農業文化から現代の食文化を見つめ直す― | 大阪国際大学短期大学部
◆将来の夢
有本さん
学校給食や福祉施設などの様々な業態で経験を積み、より技術面を向上させて、それぞれの現場で対応できるような栄養士を目ざしたいです。また、将来的には管理栄養士の資格も取りたいので、勉強を続けて食の知識を深めていきます。
徳田さん
将来なりたい栄養士は、「食事を通してたくさんの人を笑顔にできるようなご飯を作って提供する」栄養士になりたいです。また、実務経験を経て管理栄養士の資格も取得したいと思っています。自分の作った料理でたくさんの人の笑顔や健康、幸せな気持ちを守りたいと考えています。