私たちは1月27日にフォトコミの研修会を行いました。今回のプログラム内容は、1つが「発見」、そしてもう1つが「想い」です。そして当日は、14人の1・2回生が参加し、カメラマンの相葉さんと3回生の指導の下、私たち1・2回生は小学生役としてフォトコミを体験しました。

はじめに、「発見」のプログラムを体験しました。まずは、相葉さんの指導の下、カメラの操作について教えて頂き、それから30分間、自由に大学内の場所や物の写真を撮りました。そして、撮った写真の中から自分のお気に入りの写真を選び、参加者とそれぞれの写真の講評を行いました。

その中には、切り取る場面が面白い写真や考えさせられるような写真、モノクロにした写真などがあり、とても個性豊かな写真たちと出会うことができました。またどの写真も、見ていると写真が作り出す1人1人違った物語があるように感じ、写真の新しい可能性を感じました。

次に、「想い」のプログラムを体験しました。このプログラムは、参加者の中からモデルを決め、モデルに質問をしながら写真を撮ることによって相手の想いを引きだすというものでした。

私は、人を撮るという経験があまりなかったのですが、いざ写真を撮ってみると、その人の想いが溢れた瞬間というものを実際に感じ取ることができ、その瞬間に自分が無意識にシャッターを押していました。人の想いというものは、こうして感覚的に伝わってくるものであり、写真はそんな想いを形として残してくれるものなのだと実感しました。

こうして体験したフォトコミのプログラムは、私たちに写真を撮ることの面白さを教えてくれただけでなく、写真を撮ることによって自分の知らなかった自分に触れることができたり、共有することによってその時の感情や想いをより感じ取ることができたりと、今までにない全く新しい体験となりました。これからのフォトコミで、小学生が見ている、考えている世界を写真とのコミュニケーションを通じて知っていけることがとても楽しみです。

【文】心理コミュニケーション学科2年 廣瀬史帆

【写真】soramark 相葉幸子