
写真:徳島県 後藤田知事と共に
地域協働センターでは、学生が主体的に社会の課題やテーマに挑戦し、地域の賑わい創出や地域の魅力を発掘・発信する企画を募集しています。
募集企画「ミライに繋がる地域との協働・共創」―あなたのつながる力が、まちの未来を創る―
2024年度に採択された企画の実践活動をご報告します。
団体名:すだちくんフレンズ
テーマ:徳島の魅力を守口へ
代 表:川端亜衣さん(人間科学部 心理コミュニケーション学科)
応援金:10万円(地域協働センターからの応援金を元に活動)
趣 旨:徳島県の特産物の物販とコト消費(体験)を学内外で開催して徳島県の魅力を伝える。具体的方法として、徳島県の郷土料理「そば米雑炊」を中心に徳島県の美味しい食を知ってもらい、また伝統文化である藍染めや阿波和紙を使った作品制作を学内外の皆さんに体験してもらい徳島の伝統文化の魅力を感じてもらう。
2024年度 主要活動項目
6月:地域協働センター募集企画で採択
10・11月:学内で物産展、写真展、徳島産のランチプレート提供 計6回開催
関西本部の本部長の視察と意見交換。徳島県関西本部、学内カフェのご協力を得る。
徳島新聞デジタル版に掲載
2月:学外で「阿波ふうどフェア」で出展。徳島県関西本部、京阪百貨店のご協力を得る。
3月:徳島県の後藤田知事に直接ご報告。「徳島ゆかりの交流会in関西」で登壇発表
参画者の巻き込み活動
学内活動:学内の友人(大阪府出身)を徳島に招き、徳島の魅力を伝え、活動の仲間に巻き込む。
学外活動:地域協働センターを通じて新たに学生の仲間を募り、参画メンバーとして巻き込む。
「徳島ゆかりの交流会in関西」で徳島県後藤田知事に活動のご報告と登壇発表(3月)




徳島新聞デジタル版に掲載(11月)
大阪国際大学で徳島の魅力PR 吉野川市出身の学生らが物産展やカフェ開く|社会|徳島ニュース|徳島新聞デジタル

大阪国際大学・大阪国際短期大学部 地域協働センター(@oiu.oic.volunteer) • Instagram写真と動画
川端さんによる徳島の魅力PR動画(3分間)
友人による徳島の魅力PR動画(2分間)
2024年度の活動概要(スライドショー)
学内活動時に紹介した動画
募集企画「ミライに繋がる地域との協働・共創」での採択(6月)


お知らせ詳細:学生企画「ミライに繋がる地域との協働・共創」の採択―「徳島の魅力を守口へ」に挑む! | 大阪国際大学・大阪国際大学短期大学部
徳島県関西本部の阿部本部長らご来校(11月)

徳島県関西本部の阿部本部長と本学の伊藤副学長が意見交換(11月)

徳島県関西本部に訪問して阿部本部長(左)へご報告(11月)


学内活動(物産展、写真展、徳島産ランチプレートの提供)(10・11月)










学内のイタリアンカフェ「カフェジャルディーノ」の店長からのコメント
初めての食材でしたが、特にそば米の美味しさには驚きました。カフェのスタッフもとても楽しく取り組ませさていただきました。ありがとうございました。
学外で「阿波ふうどフェア」での出展(阿波和紙を使ったちぎり絵体験、藍染めの缶バッジづくり、そば米雑炊の試食) 協力 徳島県関西本部、京阪百貨店(2月)








活動の概要(両面)
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川端さんの報告
◆活動種別ごとの感想
①学内活動(物産展、写真展、徳島産ランチプレートの提供)
-「温かい空間」が生まれ「企画してよかった!」ー
学内で物産展を行うにあたって、興味を持って来てくれる人はいるのか、うまくできるだろうか、と不安がありました。実際に物産展を開催して、想像以上に多くの方が来てくれました。すぐに食べやすいお菓子などを売っていたので、多くの学生が買いました。毎週火曜日に開催していたのですが、毎週楽しみに来てくれる人がいてとても嬉しかったです。「このお菓子美味しかったよ!」と言ってくれて、見に来たほかの人にも声かけてくれて、そんな「温かい空間」を感じたとき、「企画してよかった
!」と思いました。
②学外活動:「阿波ふうどフェア」での出展 協力 徳島県関西本部、京阪百貨店
ー小学生の頃の伝統文化体験を活かす。時と場所を越えて伝える伝統文化の魅力ー
学外での活動として京阪百貨店守口店で行われた「阿波ふうどフェア」に出展させていただきました。学内での物産展とは違って「体験」してもらうことを目的に「阿波和紙を使ったちぎり絵体験」、「藍染めの缶バッジづくり」、「そば米雑炊の試食」を行いました。阿波和紙のちぎり絵は私が小学生の時に実際行っていたことで、今までの経験を活かすことができました。家族連れで体験してくれて、ボランティアで来てくれた学生が子どもに寄り添って教えながらちぎり絵を行っていて、その場面がとても微笑ましかったです。
そば米雑炊の試食では時間帯によっては多くの列ができるほど人気でした。中には徳島県出身の人も数人いてコミュニケーションを取ることができました。学内での物産展では十分に自分の話したいことを言えなかったので、阿波ふうどフェアでは意識して話をして徳島県をPRできました。初めて食べる人も「美味しかった」と言ってくださってとても嬉しかったです。他に出店しているところから差し入れをいただいたり、楽しくコミュニケーションを取ったりと和気あいあいとしたイベントとなり、とても楽しい良い時間になりました。
③徳島県知事にご報告:徳島県の後藤田知事に直接ご報告、「徳島ゆかりの交流会in関西」で登壇発表
ー社会人と交流したことで、より一層、魅力の発信、移住促進、関係人口の向上に貢献したいー
徳島県知事に直接ご報告と交流会での意見交換はとても貴重な経験となりました。私が徳島の魅力を伝えたいという気持ちで活動しているように、徳島がもっとより良い場所になることを想いながら仕事をされている方たちと関わることができて、より一層活動に力を入れたいと思いました。徳島の交流会であるのでもちろん徳島県出身の方が多く、出身地域が近い方もおられて、とても嬉しかったです。懇親会では参加企業様がPRする場面があったのですが、話し方など参考になることばかりでした。この交流会で出会った方々とこれからも関われていけたらと思います。そのためにももっと自分で考えて行動していきます。
◆徳島の魅力の再発見と活動発展
ー当たり前の景色が、新鮮な景色に! 自発性×仲間の巻き込み×社会貢献で「魅力度アップ」に貢献ー
私は、進学で大阪に来るまで地元である郷土徳島の魅力に気づきませんでした。都会と比べると緑の多い土地と静な空間が広がり、公共交通も不便で一体何が魅力なんだろうと日常的に思っていました。
しかし、進学を機に大阪に住み始めてから、行きたいところに電車ですぐ行ける便利さを覚えました。その反面、人が多くて気持ちが急き立てられるように感じることが増えました。そんな中、夏季休暇に徳島に帰った時、いつも当たり前のように見ていた景色に新鮮な感覚で感動し、悠久で脈々と受け継がれてきた田園風景、まちなみ、そして、人々の温かいおもてなしの心にふれて穏やかな気持ちにさせてくれました。
その時に、「徳島っていいな、魅力に溢れているな」と感じるようになり、それを、大学や守口市内の多くの人に知ってもらいたい、体験してもらいたいという思いで、郷土愛に立脚したテーマ「徳島の魅力を守口へ」を持つに至りました。
そこで、それでは一体、「私の志」、「徳島県への貢献」、「学内外の協力者を得ること」の3つが重なるところはどこだろうという「問い」を立てました。
その方法として、「物産展、写真展、カフェでのランチ提供」を軸にした企画を立案しました。企画を通して、たくさんの人が物産展に来ていただき、またカフェでプレートを味わってくれました。物産展の特産品)をご覧になった方々が「これはどんな味?」「これ美味しそう」などと興味を持ってもらえ、魅力を感じていただき、とても嬉しく、試行錯誤しなからも企画を実行して良かったと実感しました。この企画を実現するにあたって、関西本部の方々や学内のカフェの方々が快くご協力してくださったことにとても感謝しています。
この企画は多くの人の協力がなかったらできなかったため、誰かを頼り、学内外で同じ志を持つ仲間や協力者をつくり、協働・共創・共感してコミュニケーションをとる重要性を感じました。さらに、活動を通じて実感した社会的意義「徳島の脈々と受け継がれてきた食文化、自然景観、おもてなしの温かい心を広げること」の理想を今後一層実現してきます。
【関連】
大阪国際大学・大阪国際短期大学部 地域協働センター(@oiu.oic.volunteer) • Instagram写真と動画