本学 松田孝一名誉教授が、モンゴル国から外国人に授与される国家勲章の最高位の一つである「北極星勲章」を受章し2024年12月20日、モンゴル国首都ウランバートルの大統領府にて、フレルスフ大統領の命令により勲章が授与されました。
松田名誉教授は、日本モンゴル合同調査隊の調査隊代表として長年にわたり活躍され、モンゴル帝国時代の需要な歴史的遺跡に関する発見やモンゴル国の歴史研究の発展に寄与されました。
◆松田孝一名誉教授の受章コメント
1994年にモンゴル国での共同研究を始めてから30年間にわたり、モンゴル国の大草原に残されているチンギス・ハーンのモンゴル帝国の歴史研究の資料、特に碑文や遺跡を調査する中で、幸いにも多くの発見や歴史研究の発展がありました。
今回の受賞はそれらの学術活動に対して評価をいただいたものと思います。在職中、研究成果を学生諸君に講義させていただき、自身の研究の大いに刺激になりました。退職して13年も経ちましたが、今後も研究を進め、大学の発展を念じつつ、また、モンゴル国の学術の発展に微力を捧げることができればと思っています。
◆授章式でのモンゴル国側のお言葉
尊敬するコウイチ・マツダ教授はモンゴル帝国時代のチンギス・ハーンの国家組織構造の一部であるウルスの研究や,中央ユーラシア文化事典,さらにフビライ・ハーンの生涯の歴史を復原するなど重要な作品を著しました。これらの功績により彼は世界のモンゴル学者から高く評価され,一流の学者としての地位を確立しました。モンゴル帝国を世界中に広め、高く評価したことにモンゴル国大統領は感謝の意を表し,国家の最高賞である「北極星勲章」を授与します。
コウイチ・マツダ教授にモンゴル国大統領2024年11月25日付け1412865号令によって、「北極星勲章」を授与します。モンゴル国大統領に代わりまして、大統領府対外政策顧問のE.オドバヤルが授与します。
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