経営経済学部グローバルビジネス学部の「現代の世界経済」(木曜3時限、担当:若松)において、10月10日に大阪府・大阪市IR推進局の高木隆介氏をお招きし、「なぜ、大阪はIR誘致をめざすのか」というテーマで特別講義を実施いたしました。
 大阪府・大阪市IR推進局は、平成28年12月に「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」が可決・成立されたことを踏まえ、IR(統合型リゾート)の誘致に関する事項を大阪府・大阪市一体で行うことを目的として、平成29年4月に府市共同の内部組織として設置されました。
 講義では、IRおよびその意義とは何か、現在の日本および大阪に関する人口・経済状況、そしてなぜ大阪にIRが必要なのか、といった内容について、とてもわかりやすくお話いただきました。実際に日々私たちが暮らす社会に関する講義であり、現代の身近な経済問題に触れることで、受講学生の興味・関心を刺激する講義となったようです。

〈受講生の主な感想〉
・データをもとに、IRを大阪に誘致する理由が論理的に示されたことで、IRのコンセプトを具体的に知ることができ、とても魅力的に感じた。
・大阪のビジネスにとって大きなチャンスになると思うし、これにより日本の経済成長の大きな原動力になってほしい。IRができれば、自らも働く側として貢献してみたい。
・これまではカジノについて良くない印象ばかり抱いていたが、世界のIR事情に関する話を聞いて、大分イメージが変わった。大阪とIRとの関係について、より深く学びたいと思った。
・少子高齢化が進み、労働力人口が減少する中で、消費低迷・経済成長の後退が危惧されるが、そうした問題に対して、IRが経済を支え、活性化する一つの可能性を知ることができ、大変勉強になった。

高木 隆介氏