新年明けまして、おめでとうございます。
年頭にあたり、本学を代表して新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、元号が「令和」に改まり新たな時代が始まった一年でありました。また、昨年は、大学・短大の母体である『大阪国際学園』が、創立90周年を迎え、多くの関係各位から祝福と激励を頂戴しました。90年の歴史を刻むことができたのも皆様からの不断のご支援ご厚情の賜物と深く感謝申し上げます。
我々を取り囲む環境は年々変化し、日本に於いても多様化・グローバル化の波が大きく押し寄せて来ています。世界では地球規模で民族・宗教対立が続き、大国同士が自国優先を旗印に経済・貿易戦争が発生しています。一方、日本に目を転ずると、何十年に一度の暴風雨・台風と言った自然災害が常態化し大きな爪痕を残しています。少子高齢で人口減少が続く中、外国人観光客や就労者が増え、日本が多民族・多文化の社会に変化していこうとしています。
昨年のラグビーワールドカップで、約60万人の外国人が日本を訪れました。日本代表チームが初めて予選リーグを突破し、決勝トーナメントに進出した時の興奮は今も私たちの記憶に残っています。本年は、東京オリンピック・パラリンピックが日本で開催され、世界中から多くの人々が日本を訪れます。また、2025年には大阪で万国博覧会が開催され訪日客の数は更に増えると予想されています。こうした機会に、日本の良さを世界にアピールし、グローバル社会の一員としてその存在感を示していきたいものです。
時代は令和に突入、本学園も100周年に向けて新たなスタートを切りました。本学として、地域社会に愛され、地域社会の発展に貢献できる活動をすると共に、グローバル社会で活躍できる人材を育て社会に送り届けて行くこと、改めて意を強くしました。本学のスローガンである『教職員は学生のために汗を流す』と言う信念を教職員全員で共有し、本年も一歩一歩前進していく所存です。「挑戦」を継続する本学の動向にご期待いただければ幸甚です。
皆様方の益々のご健勝をお祈りすると共に、本年も引き続きお力添え賜りたく、宜しくお願い申し上げます。
大阪国際大学
大阪国際大学短期大学部
学長 宮 本 郁 夫