土居商店街コミュニティルームで学生に語る代表取締役 板垣 諒 様

 経営経済学部経営学科3年次田窪ゼミセミナーIII学生9名が、起業し代表取締役として活躍する卒業生 板垣 諒 様(2014年度卒業)の事業所を訪問しました(6/17)。

 最初に、就労継続支援A型事業所としての福祉事業について、学生たちは2班にわかれ、利用者の方々がどのような作業を行っておられるかを見学しながらマネージャーの苅山様より詳細な説明を受けました。
 その後、引き続き土居商店街コミュニティルームにて「障がい福祉サービス」と事業所の業務についてご説明いただき、代表取締役の板垣様より、起業についての思いや経緯、手続きなどを語っていただきました。クイズも飛び出し、笑いも出るようななごやかな雰囲気で、学生との質疑応答が行われました。
 後半では、感染対策が行われたL.I.J事務所内にて、板垣様より「障がい者就労支援事業」について解説があり、学生は障がい者の雇用が少ない実態やその理由について意見を述べました。また、福祉サービスや、別事業である給排水衛生設備事業など、それぞれの抱える事業課題について、板垣様やスタッフの方から具体的な説明をいただき、その内容について学生からの質問や提案をはじめとして、活発な意見交換が行われました。
 今後、学生は、それぞれの事業課題を検討するチームに分かれ、前期終了近くにこれらの課題解決への提言を、板垣様やスタッフの方々に向けてプレゼンテーションする予定です。

株式会社L.I.J事務所内で課題について質問・提案する学生たち

株式会社L.I.Jの事業内容(事業所:守口市日吉町)
1.福祉事業
2.障がい者雇用コンサルティング事業
3.給排水衛生設備事業
ホームページ:https://lifeisjourney.co.jp/

【受講学生の感想(一部抜粋)】
「今回の企業訪問では、初めて耳にする言葉が多くて、理解するのに時間がかかりました。偏見で障がい者の人は仕事はできないと思っていたけれど、今回の企業訪問を通して障がい者という労働力は必要だと思いました。一人一人能力の差はあるかもしれないけれど、障がい者でも能力のある人が一人でも多く活躍できる世の中になってほしいです。私もやりたいことを見つけて、失敗を恐れずに挑戦していきたいです。」

「まず一個一個の課題を解決するのにすごく考えて対策をしなければならないこと、事業の種類ごとにさらにいろいろ対策をしなければならないこと、また、そういったことを解決しなければならない難しさを初めて聞き、貴重な体験となりました。」

「今回の見学では障がい者に対する考え方が少し柔らかくなった気がします。正直、障がい者に対しては少しだけ良い気持ちは持っていなくて、偏見を持っていました。ですが、今回の見学で障がい者だからといって、仕事が出来ないという訳では無いし、障がいを持っていない人より仕事ができる人もいるということを知れたので、とても良い経験が出来たと思います。」

「貴重なお時間で色々な事を教えていただきありがとうございました。今回の講演で学んだ事を、将来、自分で起業をする時にいかせるように頑張ります。」

【関連】
株式会社L.I.J 代表取締役 板垣 諒 様の経営学科2年生「企業経営・マーケティングコース学生」へのご講演
2021年5月18日
経営経済学部 ベンチャー起業家・代表取締役の卒業生による特別講演―新進気鋭の若き経営者に学ぶ挑戦する経営(5/18)―