人間科学部スポーツ行動学科では、8月15日から18日(3泊4日)の日程で奈良県吉野郡吉野町の吉野宮滝外学校にてキャンプ実習を実施しました。参加したのは2~4年生の38名で、現地でのキャンプ実習を実施するのは新型コロナの影響もあり久しぶりとなりました。

 このキャンプ実習では、「将来、教員やアウトドア領域の指導者を目指す学生のスキルアップだけでなく、生涯スポーツとしての楽しみ、人間関係トレーニング、野外生活技術を習得する」ことを目的として、4日間で様々なプログラムを組み込んでいます。

いくつかのプログラムを紹介しますと、まずこの施設が独自で取り組み開発した
「HRT(ヒューマン・リレーション・トレーニング)プログラム」というものがあります。人間関係トレーニングプログラムと呼ばれるもので、グループに分かれて知恵を出し合ったり協力したりして課題をこなしていくもので、コミュニケーション能力、チームワーク力を高めます。

屋外での主な活動は川での活動となる「ウォータープログラム」そして山道を歩く「吉野山ディスカバリーウィーク」です。川、山と場所は違いますがともに自然を相手にする活動です。自然を感じながらより安全に行動することを学ぶことができました。

参加した学生は初日から最終日まで積極的に取り組んでいました。天候は降雨の時間帯もありましたが、無事に全てのプログラムをこなすことができました。

なお、このキャンプ実習は事前研修も含めて全行程に参加し、最終日に実施する筆記及び実技試験に合格すれば公益社団法人日本キャンプ協会認定のキャンプインストラクターの資格申請を行うことができます。