2023年6月15日、寝屋川市の小学校で「フォト・ベースド・コミュニケーション」略して「フォトコミ」を行った。「フォトコミ」とは、写真を通したコミュニケーションで自己表現力や自己肯定感の向上を図ろうという取り組みである。「発見」と「想い」の2つのテーマを2日に分けて行う。今回は心理コミュニケーション学科の学生8名とカメラマンの相葉幸子さんが6年1組、2組の子たちと一緒に1回目のテーマである「発見」に取り組んだ。

 まず子どもたちに1人1台一眼レカメラを渡し、学校内で「発見」をテーマに写真を撮ってもらう。一眼レフカメラに初めて触れる子がほとんどで、触ったことがないものに触れるソワソワとワクワクが子どもたちから伝わってきた。そんな中、撮影の時間が始まると少し雨が降っていたにもかかわらず、元気に外を走り回って夢中にカメラと向き合う様子が印象的であった。咲いている花の高さまでしゃがんだり、床にカメラを近づけたりと、思い思いの方法で子どもたちそれぞれの「発見」した写真を撮ってくれた。

 どこの写真なのか、なぜそれを撮ったのかなど、私たちも子どもたちの写真を見て新しい発見をすることができた。小学6年生であるその感性をこれからも大事にしてほしいと思う。来月13日には2回目のフォトコミを実施する予定である。

【文】心理コミュニケーション学科4年 辻本風香