新年度を迎え、新たな生活が始まりました。高校3年生にとっては受験シーズンとなり、一つの岐路に立つことになるのではないでしょうか。どの大学に入学するかは、その後の人生に大きな影響を与えます。
本学スポーツ行動学科では、保健体育科教員免許状を取得することができます。ただ、採用試験の倍率が高いこともあり、残念ながら現役合格する学生はほとんどいないのが実情です。しかし、「本気で」教師を目指している学生はいます。教職課程は少しずつ色を変え、より良い流れが生まれそうな雰囲気があります。
そのような中、この春に本学スポーツ行動学科を卒業した学生(教職課程履修者)が、後輩にメッセージを残してくれました(写真参照)。このメッセージは、学生が自ら考えて行動し、教職サロンのホワイトボードに書き残したものです。この学生は入学当初から体育教師を目指していました。採用試験に現役合格することはできませんでしたが、4月から府内の学校で教壇に立ちます。
教員になるためには教職課程を履修して単位を取得し、そのうえで教員採用試験に合格しなければならず、否が応でも「勉強」をしなければなりません。とはいえ、勉強さえできればいいわけではありません。この学生のように他者を思う「こころ」は教育現場でも必要不可欠です。このような教職課程履修者がいることは、非常に誇らしいことであるとともに、「全人教育」の成果だと思います。
進路に迷っている高校生の皆さん、このような「本気で」教師を目指す学生のいる本学スポーツ行動学科はどうでしょうか。皆さんの「成長したい」という気持ちがあれば、この学生のように大きく成長できることでしょう。
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