経営経済学部 経済学科「プロジェクト演習Ⅱ(2024年前期 小竹森クラス)」では、PBL(課題解決型学修)の手法を用い、大学のキャンパスがある、守口市よつば小学校区の「安全・安心なまちづくり」を考えました。

 まず、4グループ(1グループ4名)をつくり、チームビルディングを通じて主体性や協調性を身に着け、グループ内の信頼関係を築きました。
 次に、それぞれのチームで地域の課題に仮説を立て、何を調査するのかを検討し、地域の方々へのヒアリング内容を検討しました。
 そして、実際によつば小学校区へフィールドワークに出かけ、以下の2点の調査をおこない、調査の情報を基に、模造紙で成果物(安全・安心マップとご近所づきあい調査)を仕上げました。

①学生の五感から「危険」と思う箇所の調査
②「ご近所づきあいの希薄化」のヒアリング調査

 7月27日(土)には、「よつば地域コミュニティ協議会」の方々への報告会を開催し、ご講評を頂きました。

◆地域の方々のコメントなど

・学生さんからの報告を聞いて、新たな気づき(道路標示が薄くなっているなど)があった。

・よつば地域を本当によく見てくれており、まちづくりの参考になる点が多くあった。

・ブロック塀や空き家は、子どもの安全な通学において大切な視点だと感じた。

・学生さんも市民なので、このような報告会を行政におこなって欲しい。

◆学生の学び・気づきなど

・地域の方々の意見やお話を聞いて、今後の活動につながっていくと感じた。

・地域のことを情報発信することで、地域が少しでもよくなるのではないかと思った。

・やはり地域の方々は、地域の情報を細かく知っている。

・学生が授業の一環で地域の担い手になることも、一つの手段かもしれない。

・この授業を通じて、地域を見る眼が変わった。

 暑さ厳しい中、学生の報告会へ足を運んで頂き、ご講評頂きました「よつば地域コミュニティ協議会」のみなさま、本当にありがとうございました。担当教員も、地域と大学の共存や、まちづくりにおける学生の役割について改めて考えさせられました。

(担当:小竹森 晃)

【フィールドワークの様子】

【成果物づくり(グループワーク)】

【「よつば地域コミュニティ協議会」の方々からのご講評】