近年、社会のグローバル化が急速に進み、世界に目を向けた青少年の育成の必要性を強く感じています。本学では、建学の精神である「全人教育」を基礎として、「国際教育」を徹底し、「人間力溢れるグローバル人材」の育成を心がけています。
一人でも多くの青少年に世界に目を向けていただきたいと、今回、海外経験のある、もしくは海外に強い関心のある若い人たちのエッセーを募集し、コンテストを企画いたしました。
本学としては初めての試みで、十分な周知もできていなかったのではないかと心配していましたが、北は北海道、南は沖縄、そして海外の学校在籍者から、思いのこもった作品５８１点を頂戴いたしましたこと、心から御礼申し上げます。
海外研修や修学旅行、ご両親の海外赴任などで、外国の文化、環境そして人の心に触れる機会を得て、人生観、価値観、世界観が変わったというエッセーが多く寄せられました。どのエッセーも海外に出たことで後悔したというものはありません。まだ10代の若者にとっては、かけがえのない貴重な経験であったかと思います。
この度のエッセーコンテストを実施したことは、有意義なものであったと確信いたしました。
受賞作品は、委員会で厳正な審査を行って選定いたしましたが、特に自身の見解や心情が具体的で分かりやすく伝わってくる作品の評価が高かったかと思います。
最後になりましたが、今回応募していただいた皆さんに心からお礼を申し上げ、今後のご活躍を願っています。