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カンボジアボランティア研修
15/03/31
大阪国際大学では、2004年8月からカンボジアボランティア研修を実施しており、今回で10回目を迎えました。
今回より、首都プノンペンにある協定校王立プノンペン大学との交流をメインに、日本紹介イベント「絆フェスティバル2015」参加、孤児院訪問、日系企業訪問、シェムリアップ在住の卒業生との懇談、平和学習などに、学生11名が参加しました。
①王立プノンペン大学との交流
<2泊3日ホームステイ>
日本語学科の学生の家に短期ホームステイしながら、カンボジア家庭の日常生活を体験しました。水しか出ないシャワーや大家族での夕食などカンボジアらしい生活を体験し、はじめは生活できるか不安だった学生も、最後は別れを惜しんで泣き出す者もいたようです。
<日本語学科との交流会>
日本の四季紹介・大阪紹介・大阪国際大学紹介のプレゼンテーション、王立プノンペン大学生が交換留学できる大阪国際大学留学生別科の紹介を行いました。またグループに分かれて自由に日本語会話を楽しみ、交流会終了後は学生食堂で昼食を取りました。
②絆フェスティバル2015参加
在カンボジア日本大使館とカンボジア日本人材開発センターCJCC主催によるカンボジア最大の日本紹介イベントにボランティア参加し、スタッフと一緒にフェスティバルを盛り上げました。
<たこ焼きクッキング>
たこ焼きを来場者と一緒にクッキングし、大阪のB級グルメを紹介しました。具を穴に入れ、たこ焼きをひっくり返すところなどはとても慎重に調理している姿が微笑ましく、焼いている間にJ-POPなど歌いながら、楽しくクッキングできました。ヘルプのCJCCスタッフや王立プノンペン大学通訳ボランティアの皆さんとも一緒に協力して仕事をすることができました。
<メイクアップ発表・デモンストレーション>
カンボジアの若い女性にとって、まだまだ化粧は日常的ではないそうで、日本の女子大生の化粧生活を紹介するプレゼンテーションを行った後、実際に来場者に対してかわいい系のメイクをするデモを行って、大いに盛り上がりました。
③孤児院訪問
プノンペンとシェムリアップにある2つの孤児院を訪問し、子ども達とスポーツや折り紙、シャボン玉をして楽しい時間を過ごしました。また園長よりカンボジアが抱える福祉や教育問題について、解説頂きました。
④日系企業訪問
Panasonicプノンペン事務所を訪問しました。近藤所長からカンボジア市場の有利な点と不利な点、カンボジアでビジネスをする時に苦労する事、職業観など話題が多岐にわたり、あと少しで就職活動を始める学生にとっては、多くの示唆があり、非常に良い刺激を受けました。
⑤卒業生との懇談
卒業後に現地で就職している卒業生から、カンボジアで日本人が仕事する事や地方での生活について、ざっくばらんな話を頂きました。海外で働く先輩の活躍で、海外が更に身近なものに感じることができました。
⑥平和学習
プノンペンでは、ツールスレン虐殺博物館、キリングフィールドを訪問し、大量虐殺が行われたポルポト時代の負の遺産について学習しました。またシェムリアップでは地雷博物館を訪問し、激しい内戦時代の遺物が今なお平和を脅かしている現実に圧倒されました。
不発弾や地雷の撤去が更に進み、安心して野原を歩ける生活に戻れるように、寄付をした学生もいました。
10日間という短い間でしたが、カンボジアの抱える現実を知り、国際社会で生きるためには、英語力はもちろんのこと、共感する力や想像力、少々日本と違う環境でも生活できる力、現地の友人を作るコミュニケーション力、そして笑顔が大事であることを実感しました。
カンボジアで出会った皆さん、オークンチュラン!ありがとうございました!