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新元号「令和」の年に新入生が大学生活スタート 大阪国際会議場で入学宣誓式
19/04/05
大阪国際大学・大阪国際大学短期大学部の入学宣誓式は、新元号「令和」が発表された4月1日午後1時半から、大阪市北区中之島の大阪国際会議場メインホールで行われた。戻り寒波で冷たい風が吹く中、周辺の桜は満開近く、門出を祝う雰囲気だった。大学院3人、大学702人、短期大学部326人、留学生別科16人の計1047人が新たなスタートを切った。舞台正面には日の丸とOIUの学園旗が掲げられ、学園の理事や同窓会長、大学・短期大学部の役職者が並んだ。
溝越美詩(みぞこし・みう)さんの「君が代」独唱で幕を開け、宮本郁夫学長が入学許可を宣言。各学部の代表者らが舞台に上がり、新入生を代表して国際教養学部の尾崎龍成(りゅうせい)さんが「世界の平和と人類の幸福に向けて若い力でその実現に向けて努力する」と宣誓した。
宮本学長は式辞で、大阪国際学園が今年創設90年を迎えることにふれ、建学の精神である全人教育を基本にグローバル人材の養成を目指していることを紹介。少子高齢化、ネット社会の拡張、自然災害、国際社会での危機など厳しい時代であることを踏まえたうえ、これらの困難を乗り越え、国際社会で活躍できるよう求めた。そのために、海外へ出ることとクラブ活動をすること、そして地域交流のボランティア活動に参加することの3つを新入生に「ぜひともやってください」と要望。「みなさんはダイヤモンドの原石。しっかり4年間で磨き上げて下さい」と励まし、最後は英文で締めくくった。
学園の奥田吾朗理事長は、新しい元号が「令和」に決まったことで、「人生の中で、一度しかない入学宣誓式の日に歴史的にも大きな出来事があったのは、意義深い」と強調。OIUの3つの文字の意味を解説し「自分自身の人生です。責任を持って、社会が求める創造する人材になって、みなさんの夢が地球の裏側まで突き抜けていくことを願います」と期待を述べた。
式典が始まる前に舞台袖で演奏していた女性の弦楽四重奏団がヴィバルディの「四季」から「春」、モーツアルトのディヴェルティメント、チャイコフスキーの「花のワルツ」を歓迎演奏。大学、短期大学部の学生と滝井高校、大和田中・高校の生徒計約80人の生徒が、短期大学部の朝倉洋教授の指揮で、内藤淳一の行進曲「栄光をたえて」、アルフレッド・リードの序曲「春の猟犬」を演奏。最後の林直樹編曲の「YOSAKOI ソーラン節」では、大和田中学の女生徒8人が法被にショートパンツ姿で踊りを披露し、雰囲気を盛り上げた。
このあと、学友会役員11人が舞台に上がり、渡邊律斗(りつと)会長が、学生生活で必要なこととして、積極的に挑戦すること、一つ一つの出会いを大切にすることを自身の体験を紹介しながら呼び掛けた。
式場前のロビーには、大学の協定校がある中国、韓国、台湾などの国旗8本が日の丸とともに飾られ、国際色を醸し出していた。メインホール2階の保護者席では、父母ら保護者がわが子の晴れ姿を見守っていた。
式典及び会場の様子
新入生代表による宣誓
学長式辞
理事長式辞
祝宴(大学・短大・併設中・高 合同吹奏楽)
YOSAKOI ソーラン節(大和田中学の女生徒8人で踊りを披露し、雰囲気を盛り上げた)
在校生(学友会)歓迎のことば