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平成30年度グローバル短期研修(カンボジア)報告
19/05/17
2月27日~3月8日までの10日間、合計10名の学生が首都プノンペン、タケオ州、シェムリアップでの活動を行いました。
【大学生交流】
協定校である王立プノンペン大学外国語学部日本語学科の学生と交流会を開催しました。アイスブレイクで伝言ゲームを行った後、お互いの国と文化、大学を紹介するプレゼンを行い、様々な話題について意見交換し、友好を深めました。
【ボランティア体験】
①小学校訪問
タケオ州の2つの小学校を訪問し、おりがみと体を動かすゲームを日本文化紹介として実施しました。思うようにルールが伝わらないこともありましたが、日本から準備した遊びを子ども達に伝えることができました。
②NPOによるコミュニティ支援活動
SALA SUSU(元かものはしプロジェクト)による農村地域の女性たちの収入向上と社会的自立を目指したコミュニティファクトリーを訪問し、支援している村での給食活動をお手伝いしました。
日本のカレーを給食として提供するため、現地の市場で食材を買い、本学学生が調理しました。日本式のカレーの味を楽しんでもらえて、大変うれしく思いました。
我々はSALA SUSU の手がけるプロジェクトについて、出発前にインターネット授業を行っていましたが、実際にここに来て、作業を行っている姿や活動を間近に見て、カンボジア社会で必要となる「継続して学ぶ力」や「自立できる技術や知恵」を学ぶために、本プロジェクトが大変重要な役割を果たしていることがリアルにわかりました。
また、人間が健康的で自立した生活ができる環境について考えることができ、基本的な日常生活の大切さについて再認識した時間となりました。
【JETRO訪問・日系企業訪問】
日系企業進出を支える最前線にいるJETRO日本貿易振興機構プノンペン事務所を訪問し、カンボジア経済の現在、そして韓国や中国のプレゼンスが強まるカンボジアでの日本企業の活躍について学びました。
また、日系企業訪問としてイオンモールカンボジア様、グンゼスポーツカンボジア様を訪問し、海外展開を行う上で日本と違う点や経営する上で重要なことは「従業員の能力」であり、教育トレーニングなどで日本企業などが果たすことができる可能性について考えることができました。
【平和学習】
ポルポト政権から内戦時代にかけての負の遺産であるキリングフィールド、ツールスレン虐殺博物館、そしてCMAC地雷除去平和博物館を見学しました。過酷な内戦時代に多くの国民が死に至ったリアルな現場をこの眼でみて、何でもない家族や友人との日常生活について考えさせられる機会となりました。
【フィールドトリップ】
ユネスコ世界遺産アンコールワット遺跡を見学。朝焼けのアンコールワット、アンコールトムとタプロームを訪問し、壮大なスケールに感動しました。またトンレサップ湖クルーズでは水上生活村も見学することができました。
10日間の研修ではありましたが、さまざまな活動を通じて、多くの気づきがありました。またカンボジアで出会った大学生や子ども達、さまざまな人のおかげで、異文化交流の楽しさを知り、カンボジアの素晴らしさを体験することができました。
お世話になったカンボジアの皆さんに感謝します。
オークンチュラン(ありがとうございました)!