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2019年度前期 心理コミュニケーション学科主催フォトコミの実施
19/09/06
心理コミュニケーション学科主催のフォト・ベースド・コミュニケーション(以下フォトコミ)が守口市立さつき学園の小学6年生の子ども達を対象に実施されました。このプログラムはフォトスタジオsoramark代表の相葉幸子さんが考案されたプログラムで、フォトグラファーでもある相葉さんの指導のもと、学生8名(心理コミュニケーション学科7名、幼児保育学科1名)がプログラムを展開しました。
第1回(6月14日(金))と第2回(7月17日(水))に分けて実施したフォトコミは、子ども達にもさつき学園の先生方にも大好評でした。
第1回フォトコミのテーマは「発見」です。まず初めに、Nikonの一眼レフカメラが一人一台ずつ貸し出されます。子ども達は初めて持つ本格的な一眼レフカメラに興味津々です。
相葉さんのカメラ教室を受けて小さなカメラマン達が誕生しました。子ども達は校内を探索し、それぞれが"発見"した何かを思い思いに撮影していきます。見慣れた景色の中にもファインダーを通すことで様々な新しい"発見"があったようです。
学生が子ども達に寄り添ってサポートすることで、みんな満足する写真がいっぱい撮れました。撮影が終わったら自身が選ぶベストショットをみんなで見せっこし合い発表しました。学生も子ども達が生き生きと撮影できる環境づくりが出来、一緒に楽しむことができました。また、先生方からのお喜びの言葉もいただき、フォトコミ実施の意義を感じることが出来たと思います。
第2回フォトコミのテーマは「想いを撮る」です。第1回でのカメラを使った写真撮影の経験が活きてきます。子ども達は前回のフォトコミが楽しく、今回も楽しみにしてくれていたようです。今回はペアになりお互いの"ありがとう"の気持ちを撮り合いっこする内容です。被写体である相手の気持ちを引き出し、感じ取るといった高度なコミュニケーション能力の養成も兼ねています。学生が傍についてアドバイスもしながらも、頑張って子ども達同士で気持ちを引き出しあっていました。
そうして撮れた、"ありがとう"を伝えたい誰かを想う瞬間を捉えた写真はどれも素晴らしいものでした。最後は、ペアの友達が撮ってくれた自分の写真がプレゼントされました。想いを伝えたい人に向けたメッセージが載せてあるその写真を、みんな少し恥ずかしそうにしながらも喜んでいました。
このフォトコミは、子ども達にも学生達にとっても非常にいい経験となるプログラムであったと感じます。第1回、第2回ともに、子ども達や先生方や実施に携わった学生達を見ていて、写真を用いたコミュニケーションや更なる写真の活用法の可能性があると感じました。
また後日、集計したアンケートを元に子どもたちの心理的な変化や教育的効果の分析と考察を林幸史准教授と青野明子教授がまとめられます。
なおこのプログラムは、株式会社ニコンイメージングジャパン様のご好意で一眼レフカメラをお借りすることにより成立しております。ご協力に深く感謝いたします。