大学紹介

経済ファイナンス学科 海外事情研修(中国(香港))実施報告

Date.

11/02/18

ビジネス学部 経済ファイナンス学科の学生を主対象にした「海外事情研修(中国(香港))」の講義(担当:植松・志馬・外島)において、国際金融都市である香港に行き、JETRO香港センター・証券取引所・歴史博物館等の施設を訪問した。

経済産業省の所管の独立法人である日本貿易振興機構(JETRO)・香港センターでは、経済調査・起業支援部長の普家氏より「香港・経済概況見通し」というテーマで、最近のマクロ経済状況、香港経済の長期的展望、香港経済に係るトピック、日本との関係について講義を聴講した。香港証券取引所では、取引所の歴史や株券、株価端末などの展示のほか、取引所のコンピュータ施設をみることができた。
香港歴史博物館では、日本占領時代におけるの生活事情の展示があり、我々があまり知らない植民地側からみた日本を見ることができ、学生達も関心を持って見学していた。見学者はボタンやハンドルなどを操作して展示物を体験できる参加型施設が特徴である香港科学館では、学生達も多くの展示物を操作し体験していた。

最後に訪問したのは、かつて無法地帯「魔窟」と恐れられた高層スラム街である九龍城跡地に造られた九龍寨城公園である。園内は中国清朝初期の江南様式の庭園で、九龍城の基礎部分が一部残されているが、無法地帯であった形跡は全く感じられないぐらいきれいな公園であった。

人口700万人の狭い都市に、年間3000万人超の観光客が押し寄せており、その6割は中国本土からの観光客である。ルイ・ヴィトンなどのブランドショップ前の列は、10年前には日本人であったが、現在は中国人に取って変わっている状況を実際に見ることができた。今回の研修で香港が金融だけでなく、すべての面でも国際的な都市であることを、肌で感じることができ、そして日本と比べものにならない観光都市であることを学生達は認識できたと思う。


参加学生の声(抜粋)

  • YO君(2年)
    「香港に行って中国の中の香港だが、中国とはまた違う国のように感じられました。香港についての知識がとても増えたので自分にとってとてもよい充実した研修になったと思います。」

  • TM君(2年)
    「JETROで香港という国は自国で物を作るというわけではなく、ほとんどがサービス業として仕事をしていることがわかりました。」

  • SM君(2年)
    「香港の経済や歴史を学ぶことができ、非常によかったです。香港の町並みを体感できたのも良い経験になったと思います。」

  • YO君(3年)
    「香港証券取引所では、取引所の歴史や香港市場の成長の奇跡が当時起こった歴史的な事件とあわせて記録してあったので面白かった。実際に行って肌で触れてくるのと本やインターネットで見るのとでは大変な違いがあり、多くの驚きがあり沢山の経験を得ることができて非常によかったと言える研修だった。」

  • RT君(3年)
    「JETROでは香港の経済状況などを学習した。香港歴史博物館では香港の歴史がわかり易く展示されており、科学館ではコイルを使って手動で発電する展示があった。香港は交通機関の料金が安く利用しやすく日本より優れているが、コンビニではペットボトルの蓋が割れている商品があるなど、日本では店頭に出せない商品が陳列されているのを見て、品質管理の問題は有ると感じました。」


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