大学紹介

東北亜観光学会第1回大学生国際発表大会にて優秀賞を受賞

Date.

11/09/27

報告者:
国際コミュニケーション学部
渡邉 公章

    本年度の国際コミュニケーション学部主催の韓国研修旅行は、ソウルと忠清北道清州市へ3泊4日の日程で総勢17名が参加した。今回の研修旅行の大きな目的は、2日目の8月29日(月)に清州大学校で開催された「東北亜観光学会第1回大学生国際発表大会」に参加して、夏休み前から取り組んだ研究成果を発表することであった。
    大会は、今年が第1回目であったが、日本・韓国の18大学から51チーム(日本側30チーム、韓国側21チーム)209名が参加した盛大な大会となり、表彰のあとは清州市市内高級ホテルのラマダホテルに清州市市長、東北亜観光学会会長等の関係者を招き、パーティーが用意されており、日韓の学生がともに交流を深めた充実した大会であった。
    この大会は、観光を学ぶ日本・韓国・中国の学生が「観光」をテーマに、事前に研究した内容を7つの分科会に分かれて、日・韓・中の学生と教員と一緒に議論を交わすという、国際的な学会が主催したもので、正式な観光学会と同じように熱心に議論が交わされた。本学からは、「がんばろう日本! ~いま観光を学ぶわれわれのできること~」、「中国 海南島の観光誘致について」、「アニメにおけるマーケティングと地域振興」の3つのテーマで取り組み、それぞれの分科会会場で3組に分かれて発表した。
    このうち、3月11日に東北地方に大きな被害をもたらした大震災、そして、日本の観光産業に大きな影響が出ている福島県の原発事故による旅行の自粛やキャンセルによる風評被害について、実際に、学生達が夏休みに現地の観光地に足を運んで、その現場で働く方々からの聞き取り調査や、原発事故から仮設住宅に避難されている被災者の方々へのボランティア活動報告をまとめた「がんばろう日本! ~いま観光を学ぶわれわれのできること~」が、日本チームのなかで大賞こそ逃したものの、優秀賞(清州市市長賞)を受賞し表彰を受けた。これは、観光を学ぶ学生が、いま何ができるかと考えたとき、「がんばろう日本!」の掛け声とともに、自分たちの目と肌で感じた確かな情報を世界に伝えることが大切であると訴えた内容が高く評価されたものである。
    日本からは本学のほか、阪南大学、和歌山大学、近畿大学、羽衣国際大学、帝塚山大学、神戸国際大学、立命館大学、東海大学福岡短期大学の9校が参加しているなかでの受賞でもあり、本当に嬉しい受賞であった。
    記念すべき、第1回目に受賞できたことは、参加者の学生全員が夏休みに学校に集まりながらプレゼンの練習やパワーポイントの精度を上げた成果であって、何より関西の数ある大学の中にあって、自分たちが十分に渡り合えるという大きな自信につながったことに彼等は満足していたと思う。引率者としても、この実績を残せたことは、これからの彼らの将来において、大いに誇っていいものだと確信している。また、頼もしい彼らに感謝をしたい。
    次年度についても、すでに韓国全羅北道の全州で第2回の大会が開催されるので、いまから、しっかりと準備して取り組んでいきたいと願っている。
    末尾ですが、この機会を与えていただいた学部・学科の先生方には、改めて御礼を申し上げます。

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