第2回「被災地ボランティア派遣」の報告
Date.
11/11/10
第2回被災地ボランティア派遣団(学生47名、教職員6名、11/1~4)は、遠野まごころネット(岩手県遠野市)を拠点として、陸前高田市、釜石市、大槌町、まごころの郷で活動を行った。
学生たちは、活動に入る前に津波の被災跡地に全員で黙祷を捧げた。
余震を感じながらも、水産加工場跡地や家屋跡に散乱したガラス、鉄片、瓦の破片を、声を掛け合い手作業で収集し、また、陸に上がった大型漁船の近くで、生活道路の側溝の土砂出し作業を行った。
遠野まごころネットの説明によると、学生たちの清掃活動の本当の意味は、きれいに清掃された家屋跡を被災された方々に見ていただき、再び同じ場所で生活する希望を抱いてもらうこと。そして、家の供養になると思っていただく「心のケア」であり、単なる力作業ではない、誇り高い活動とのことであった。
また、学生たちは被災地に笑顔を生み出す活動も行った。仮設住宅に入居されている方々との干し柿作りや、ウッドデッキを完成させて、皆で復興を考えていくスペースを作り上げた。
今回の活動で学生たちは、目の前の課題に取り組み、決して自己満足で終らせず、ボランティアを「させていただく精神」でひたむきに取り組んでいた。
そして、口々に「被災地の状況を周囲に伝え、被災地を支える活動を継続していかなければいけない。」と語っていた。
第1回の派遣に引き続き、日本の将来を支える学生が新たに育った活動であった。
「遠野まごころネット」ホームページに本学学生が掲載
- 干し柿作りの様子:http://tonomagokoro.net/archives/8747
- 千羽鶴贈呈の様子:http://tonomagokoro.net/archives/8711