心理コミュニケーション学科1回生対象の「対人コミュニケーション演習」が実施される
Date.
12/06/14
心理コミュニケーション学科では,6月2・3日にかけて1泊2日の学外演習を実施しました。兵庫県の南西部,播磨灘に浮かぶ無人島(家島)において,友人関係の早期構築とコミュニケーション能力育成を念頭に,従来からある演習を,今年度から1回生全員を対象に実施しました。ティーチング・アシスタント(TA)を担当する3回生にも事前のプランニングとトレーニングを行なってもらい,彼ら・彼女らのリーダーシップを養う機会でもありました。
1日目は,大学からバス経由で兵庫県姫路港にまで移動し,その後フェリーにて家島に向かいました。到着後,学生たちは14グループに分かれ夕食を共同で作るワークを始め,釜戸に火をおこす過程からお米を洗ったり,食材を切ったりする作業を分担して行なってもらいました。最初は戸惑っていたようですが,時間が経つに連れて周りを見ながら自分の役割以上のことをする必要性を感じてくれたようです。その後,TAの指導による夜のオリエンテーリングも実施され,1回生は今までに話したことがない人ともコミュニケーションをとる機会を得たようです。
2日目は,朝食後から,交代でカヤック・カヌーを体験するグループと浜辺でボールを使ったワークをするグループに分かれ,TAの指導のもと,海でのワークを行いました。1回生はカヤック・カヌーの準備から片付けまでを自分たちで行うことで,一体感を感じてくれたことでしょう。TAにとっても1回生への対応に奮闘し,予定通りに進まないことに苛立ちを覚えながら,リーダーシップの大切さを学んでくれたと思います。翌日が授業であったにも関わらず,皆ワークに没頭し,他者と関わりながら,携帯電話も使えない無人島で有意義な時間を過ごしてくれたと思います。