海外体験レポート ~国際コミュニケーション学科 山崎 美和子さん~
Date.
13/08/02
国際コミュニケーション学部 国際コミュニケーション学科
中国インテンシブコース修了 3年次生
留学期間 2012.9.10~2013.6.30
中国文化大学(台湾)
授業の話からすると、「初級・中級会話(甲)」は、主に教科書を使っての授業でした。教科書で出た単語を使って例文を作ったり、クラス全員を5人くらいのグループに分けてグループごとに討論したりします。そのグループは先生が同じ国の学生が一緒にならないように配慮したもので、違う国の学生の中国語のアクセントも聞く練習にもなるというものです。最初は国も違えば中国語のアクセントも違うので、聞き取るのに苦労しましたが、慣れれば聞き取れるようになりました。テストは作文発表で、テーマに沿った作文を書き皆の前で発表するという形です。
「高級閱讀寫作」は主に文章を書く練習の授業でした。自分で書いた文章を読み、文章と発音の間違いを直してもらうというものです。先生はとても厳しくて、本当に正しい発音を言えるまで合格にしてもらえないので苦労しました。でも、そのおかげで正しい発音が身についたのだと思います。今ではその先生に感謝しています。
「認識中華風俗文化」という授業は主に先生が台湾の文化を紹介してくれるという授業では、いままで知らなかった台湾の文化を知ることができました。例えば、「端午節というのは粽(ちまき)を食べる祝日だ。」というのは知っていましたが、なぜ粽を食べるのかは知りませんでしたが学ぶことができました。この授業では、こういった台湾、中国の常識を教えてくれる授業でした。
「中文正音及朗讀訓練」は中国語の歌や物語を読む授業でした。テストでは中国語の歌を正しく歌えるかどうかでした。こういう機会がないと中国語の歌を覚える機会もないので、良い授業だなと思いました。楽しく新しい単語や言い回しを覚えることができました。2学期は1学期よりも難しい授業を取りました。高級会話では、普段喋らない内容についての授業でした。テストは少し変わっていて、問題が分かった人から挙手式で答えるというものでした。授業で使う教科書は自分で買いに行かないといけないため、頂いた奨学金を利用させていただきました。
大学生活について、私は寮に住んでいて、女子寮は6人部屋で香港人3人、マレーシア人1人、台湾人1人の部屋でした。部屋では中国語しか通じないので、最初は聞き取れないし話すこともできず大変でしたが、ルームメイトは皆優しくて私の中国語が下手でもずっと一緒に喋っていてくれました。毎日ごはんを一緒に食べたり、遊びに行ったり、私の留学生活のほとんどはルームメイトと一緒に過ごしたと言っても過言ではありません。その甲斐あってか、3か月目くらいに、ルームメイトから「最初はあまり喋れなかったのに今ではこんなに喋れるようになって、美和子は凄いね。」と褒めてもらえるまでになりました。
留学中に、私は様々な所に旅行へ行きました。台湾は少し南へ行くと田舎がたくさんあり、自然もたくさんありました。南の方へ行くと中国語ではなくて、台湾語をよく耳にします。この台湾語は中国語と全く別のもので、台湾人の友達に少し教えてもらいましたが、本当に難しかったです。その旅行では、その土地その土地の文化や風習を学んで帰ってきました。中でも一番印象に残っている場所が「緑島」という台湾の離れ島です。私は今まで、綺麗な島ぐらいにしか思っていませんでしたが、行ってみると、元々は監獄として使われていた島だと知りました。昔の監獄だった島を再現した博物館にも行きました。中には無実の罪を着せられた人の写真もありました。このようなことは実際に行ってみないと分からないことです。
このような体験をさせてくれた両親、大学に感謝します。本当に有難うございました。
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