心理コミュニケーション学科:
3泊4日の韓国ソウル研修を実施!
Date.
14/10/07
心理コミュニケーション学科では、2014年9月5日から9月8日にかけて、3泊4日の韓国ソウル研修を実施しました。7名の学生が参加し、韓国社会を実地に見聞し、異文化でのコミュニケーションを体験的に学習するとともに、異文化との比較を通じてふだん自分たちが実践しているコミュニケーションをより深く理解するきっかけにもなりました。
現地では、つぎの体験学習プログラムを実施しました。
①ソウル市内の繁華街(東大門市場、広蔵市場、弘大入口、明洞ほか)を訪れ、市場と大型店舗における商売の形態、商品陳列の傾向、売り手と買い手のコミュニケーションを比較するフィールドワークを実施。市場の屋台では、飲食を通じた異文化コミュニケーションを楽しみました。
②ソウル市内で自主管理的に運営されている研究スペース「スユノモN」「スユノモR」を訪問し、情報交換と交流をおこないました。若年層の不安定労働、都市再開発と貧困、原発事故とフェリー沈没事件等、日韓両国の様々な問題や文化の差異について議論しました。
③障害者差別撤廃を求めて700日以上座り込みを続けている障害者運動のスペースと、フェリー沈没事件の遺族たちのテントを訪れ、韓国での社会問題に対する市民の取り組みについて情報収集をおこないました。
④ソウル市内の各所で、考現学的視点からの街歩きフィールドワークを実施。観光地化された表通りと地元住民が利用する路地の裏通りの雰囲気の違い、近代的な高層ビルと路上の露天商のコントラスト、地下鉄・バス等の公共交通機関での人々のふるまいなど、異文化ならではの発見がありました。
参加した学生たちは、現地での交流を通じて世界がグローバル化していることを実感したことでしょう。韓国では多くの若者が日本語を学んでいることも、学生たちにとって大きな刺激となりました。「反日」「反韓」といった偏見にとらわれることなく、実際に現地でコミュニケーションをとってみれば、グローバルに他者とつながり仲良くできる人間性を養うことができます。心理コミュニケーション学科では、海外研修を通じたチャレンジを応援しています。
(担当教員:渡邊 太 講師)