ベトナム学生交流研修報告
Date.
15/10/02
世界で活躍する人材を育成するグローバル研修の1つ、ベトナム学生交流研修プログラムが9月1日から13日まで実施され、現地でボランティア教師体験などをメインにベトナムの人々と交流活動を行いました。
【ボランティア体験】
①日本文化紹介ボランティア
合計3校の中学・高校を訪問し、日本文化紹介ボランティア授業を行いました。我々研修団の受け入れにご協力頂いたどの学校でも、たくさんの生徒達から熱烈な歓迎を受けました。生徒達と日本に関するゲーム大会でクイズに答えたり、一緒にドラえもんの歌を唄ったりするなど、とても盛り上がり、素晴らしい日越青年交流の機会となりました。
1.チュン・ヴォン高校(ホーチミン市内)50名参加
2.ヴォ・チュオン・トアン中学校(ホーチミン市内)64名参加
3.チン・ホァイ・ドゥック中学校(ビンズオン省)89名参加
②マングローブ植林ボランティア
ベトナム戦争の際に枯葉剤などで大半を破壊されたマングローブ林で、植樹ボランティアを行いました。地球環境の保全に少しでも貢献するため、学生達も汗水流してマングローブの苗を植えました。
③孤児院訪問ボランティア
寺院が運営する孤児院を訪問し、子ども達とサッカーやシャボン玉遊びを通じて交流しました。言葉が通じなくても、スポーツや遊びを楽しむことは世界共通だということを身を持って実感することが出来ました。
【日系企業訪問・OB訪問】
現地で活躍している日系企業を訪問し、経済活動を通じたベトナム社会理解を深めると共に、海外で働くことについてお話し頂きました。また、ベトナム・ハノイで活躍している本学卒業生2名からは、学生生活や就職活動など多岐に渡る貴重なアドバイスを頂くことが出来ました。
【大学交流】
①貿易大学(ハノイ)
②ホンバン国際大学(ホーチミン)
各校において大学案内、日本文化紹介をメインに日本語学習者の学生達と日本とベトナムにおける大学生活の違いなどについて会話を楽しみました。交流会終了後は一緒に市内フィールドトリップを行うなど積極的に話しかけ、国境を越えた友情を深めることができました。
【景勝地視察】
世界自然遺産に登録されているハロン湾は、石灰岩からなる大小2000もの島々がそそり立つ神秘的な景観が特徴です。壮大なスケールで広がる山水画のような光景に圧倒されました。また、メコンデルタエリアを訪問した際には、ジャングルの様に生い茂る南国の植物の中をアドベンチャー気分で手漕ぎボートを使って川下り体験をするなど、ベトナムの大自然を満喫することができました。
わずか2週間の滞在でしたが、経済発展を続けるベトナム理解を深めながら、ベトナムに新しい友人を作り、異文化に適応する柔軟性を身に付けたりするなど、短期間にたくましく成長して帰国することが出来ました。沢山の方々のご協力によって、このような貴重な体験が出来たことに大きな感謝の気持ちを忘れず、日本と世界の懸け橋となれるような人材になってくれることを期待しています。