地域住民に気軽にキャンパスに足を運んでいただくことを目的として始まった「くすっとくらぶスタンプカード」の対象イベントとして、1月28日、「コーヒー講座～チョコと一緒に楽しむ深い香りと味わい～」が開催された。

　講師は、グローバルビジネス学部の増井隆彦講師。増井講師は会計学が専門でありながら、コーヒーやハーブ、音楽などにも造詣が深く、この日のために選りすぐった豆と愛用の道具を持参して、豆の特徴や美味しい淹れ方、歴史や文化などの話を惜しみなく披露した。

　会場は、守口キャンパスに昨年春オープンしたイタリアンカフェ「カフェ　ジャルディーノ」。カフェは、一般市民にも開放しているが、市民向けのイベントを行うのは初めてのこと。挽きたて淹れたてのコーヒーの香りの中、26人の参加者は、チョコレートやケーキとともに味わいながら、講師の話に真剣に聴き入った。また、珍しい生豆を触ったり、様々な器具を実際に使ってみるなど、皆積極的に講座に参加され、「他のイベントも楽しみにしている」などの声をいただいた。

　試飲タイムでは、コーヒーを飲みながら世界一周しようというテーマのもと、エチオピアの「モカ　イルガチェフG2」、コロンビアの「サンアグスティン」、ドミニカの「バラオナ」、インドネシアの「スラウェシ島トラジャ地区ランテカルア山スロトコ農園」の4種類を飲み比べ、人気投票を行った。1位には「モカ　イルガチェフ」が選ばれた。

　講座中は、ボランティアバンクから学生ボランティア2人が、小さな子どもたちの相手など運営サポートとして参加した。カフェを舞台に地域住民と教職員・学生とが交流できた、午後のひと時となった。