新年のお慶びを申し上げます。
年頭にあたり、本学を代表してご挨拶を申し上げます。

　18歳人口の大学・短大進学率（現役）が50％を超える現代において、大阪国際大学・短大が最も力を注がなければならないこと、それは何でしょうか。私は、「いかに学生に学んでもらうか」という事に尽きる、と考えています。教育の内容がどんなに優れており、教員が人間的にどんなに魅力があったとしても、それだけではだめなのです。学ぶ本人......いわば主人公である学生たちの未来への想いを、夢を受け止めて、共感し、激励し、導いていくことが、本学には求められていると思うのです。

　二人に一人が大学・短大に行く時代、学ぶことが得意ではない学生も全国的に増えつつあります。しかし、何らかの夢をもたない学生はいません。そして、夢を叶えるためには、それを実現するための能力が問われる時代です。私は、この時代を生き抜いていくための能力を養うために、学生に学びの場を提供したいと考えています。
　それは、簡単に達成できる目標ではありませんが、私は着任の年に教職員に示した「すべての汗は学生のために」というスローガンのもと、その目標に着実に近づいてきました。新しい年の初めにあたり、決意を新たにして、改めて教職員一同、汗をかいていきたいと思っています。

　最後になりましたが、皆様方の益々のご健勝をお祈り申し上げると共に、本年も旧に倍するお力添えを賜りたく、ご指導、ご鞭撻を心からお願い申し上げます。