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南山城村高尾地区でフィールドワークを実施しました!

Date.

17/06/28

 心理コミュニケーション学科、渡邊太ゼミでは、6月17日~18日に南山城村高尾地区でフィールドワークを実施しました。地域の活動に関わりながら学生と教員が共に学ぶアクション・リサーチを通じて、地域コミュニティにおける課題の発見と解決に向けての取り組みを探ることを目的とした「南山城村アクション・リサーチ」(地域協働センター産官学連携部会)の第一弾として、3年次生8名が参加しました。
 参加した学生は皆、南山城村を訪れるのが初めて。コンビニエンスストアも自販機も見当たらず、山に囲まれ斜面に茶畑がひろがる村の風景はとりわけ新鮮に感じられたようです。

 17日には、薫笑庵の下浦アドバイザーから高尾地区の歴史、生業と経済、伝統と年中行事についてお話を伺いました。学生たちはメモを取りながら熱心に聞き入っていました。ダムができるまえの渓流に潜って鮎や川鯉を銛で採った話、村のなかでの好きな風景など、ここで暮らしてきた経験に根ざしたお話は大変興味深いものでした。一方で少子高齢化をはじめとする村の課題にも話は及び、おそらくは南山城村だけでなく全国各地の村落部で直面する課題について私たちに何ができるか、各自思いを馳せました。お話を伺った後は、下浦アドバイザーの案内で高尾地区を一回りし、茶畑が広がる風景、廃校になった小学校、寺院、山の神さま、その他さまざまな風物について昔話も交えつつこの村のことを教わりました。

 18日には、5月に「OIUキッズキャンパス南山城村編」で子どもたちが田植えした田んぼの畔の草取りにチャレンジしました。イノシシ除けの柵の電源を落としてから畔に入り、持参したスコップで草取りに励みましたが、何しろ深く根を張っていて一時間余りがんばったのですが、かないませんでした。自然の力を思い知りました。午後、薫笑庵を出発し、4月にオープンした「道の駅 南山城村」を見学し、帰路に着きました。

 私たちは今後も継続的に南山城村とかかわり、地域コミュニティ活性化のためのアクション・リサーチを続ける予定です。地域から学び、地域と共に学ぶ学習スタイルをめざしています。

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