グローバルビジネス学部では、2月28日～3月2日まで2泊3日、2年生から4年生までの学生10名と引率教員(何先生・外島)を含め計12名で上海への研修旅行を実施しました。
　上海到着後、まず本学大学院卒業生である徐氏が経営する上海尚清貿易有限公司を訪問しました。徐氏からは大学院時代の話や、大学院修了後に就職した日本の企業での経験、その後、マーケティングリサーチを行う会社を起業した話、さらに現在の主業務である貿易業やネット販売業に携わった経緯やその経験等、大変興味深い話を聞くことができました。
　2日目の午前には、野村証券上海駐在員事務所を訪問しました（注）。代表の関根氏より、中国の経済情勢、野村証券の中国ビジネスの現状と課題、上海でのキャッシュレス社会の現状等についてのご講演をいただきました。
　午後には日本貿易振興機構(JETRO)上海事務所を訪問いたしました。JETRO海外投資アドバイザーの王氏より中国進出日系企業の現状、中国経済の地域間格差の現状、中国ビジネスチャンスをどう見るか、という内容のご講義をいただきました。
　最終日には外灘や豫園といった観光地の視察を行いました。
　行程中の空き時間には、商業施設を訪れ、ユニクロや無印良品等の日系企業の店舗に入り、取り扱っている商品や価格等のリサーチを行いました。
　中国ビジネスや経済の話を現地の方から直接聞いたり、観光地を視察したり、大変有意義な3日間でした。

注：本学部において寄付講座でお世話になっている野村證券(株)枚方支店の安達様のご尽力により、上海駐在員事務所訪問及び講演会が実現しました。ここに記してお礼申し上げます。

（主な学生の声）
Ａ君：徐さんの会社でQoo10というサイトが安くて便利であると教えていただきました。ホテルに戻り、Qoo10をダンロードして、同じ商品でも他のネットショップよりも安くなっていることを知り、帰国後、ぜひ使ってみようと思いました。
Ｂ君：最近の中国人はほとんど全ての支払いをスマートフォンで済ませるというところが印象的でした。UNIQLOで衣服を購入しましたが、とにかく金額が高いという印象が強かった。
Ｃ君：今回の上海海外研修で一番収穫があったのは、メインの会社訪問です。普段、絶対にお話ができないような方々とお話ができたので、大変うれしく思うと同時に、多くのことを学びました。自分の視野が広がったり、今後の将来を考えさせられたりと、すごく良い経験になりました。