大学紹介

平成29年度グローバル短期研修(カンボジア)報告

Date.

18/03/16

 春休み中にさまざまな研修が実施されていますが、グローバル短期研修(カンボジア)の活動レポートをお届けします。

 2月21日~3月1日までの9日間、大学生・短大生の合計11名が首都プノンペン、タケオ州、シェムリアップでの活動を行いました。

【大学生交流】
協定校である王立プノンペン大学外国語学部日本語学科の学生と交流会を開催しました。お互いの国と文化、大学を紹介するプレゼンの後、日本語会話タイムでは歌を歌ったり、大学生活などの様々な話題について意見交換しました。

【ボランティア体験】

①小学校訪問
タケオ州の2つの小学校を訪問し、おりがみと体を動かすゲームを日本文化紹介として実施しました。ゆっくりと説明しながら見よう見まねで完成させた紙ひこうきを一斉に飛ばした時の歓声と笑顔は忘れられません。またじゃんけん列車では学生が作ったトンネルに何度も何度もくぐる子ども達の楽しそうな姿を見て、自分達の方こそ元気を分けてもらいました。

②NPOによるコミュニティ支援活動
SUSU(元かものはしプロジェクト)による農村地域の女性たちの収入向上と社会的自立を目指したコミュニティファクトリーを訪問するとともに、SUSUが支援している村での給食活動に参加しました。
日本からカレールウを持参し、現地の市場で食料を買い、本学学生が調理したカレーを給食として提供しましたが、約40人前のカレーを慣れない環境で調理するのは大変な手間と苦労が必要でした。しかしながら最後に日本式のカレーの味を褒めてもらって、大変うれしく思いました。
SUSUの手がけるプロジェクトは、継続して学ぶ力や自立できる技術や知恵を学ぶために、大変重要な役割を果たしていることがわかり、またバランスのとれた栄養をとることで健康に生活できるという基本的な日常生活の大切さを再認識した時間となりました。

【JETRO訪問】
日系企業進出を支える最前線にいるJETRO日本貿易振興機構プノンペン事務所を訪問し、カンボジア経済の現在、そして韓国や中国のプレゼンスが強まるカンボジアでの日本企業の活躍について学びました。 インフラ整備からサービス業まで幅広い分野でのビジネスがカンボジア経済の成長共に拡大しており、アセアン進出の橋頭保として注目されています。ボランティア支援や教育だけでなく、経済活動からカンボジアを理解することで更にカンボジアに対する理解が深まりました。

【平和学習】
内戦時代の負の遺産であるキリングフィールド、ツールスレン虐殺博物館を見学しました。内戦時代の過酷な政治体制によって多くの国民が死に至ったリアルな現場をこの眼でみて、平和の意味と何でもない家族や友人との生活について考えさせられる機会となりました。

【卒業生との夕食会】
カンボジアで働いているOGと懇談しながら、大学時代のこと、自分のキャリア、海外で働くこと、そして家族との生活のことなど幅広い話題について現役大学生からの質問に対して丁寧に答えて頂きました。海外でバリバリ働いている卒業生のエネルギーに勇気と元気をもらいました。

【フィールドトリップ】
ユネスコ世界遺産アンコールワット遺跡を見学。朝焼けのアンコールワット、アンコールトムとタプローム、そして朝とは雰囲気の違うアンコールワットを訪問し、歴史と大自然とが一体となったスケールの壮大さに圧倒されました。
またカンボジアを代表するトンレサップ湖クルーズでは水上生活村も見学しました。

 このカンボジアでの研修は9日間ではありましたが、さまざまな活動を通じて、多くの気づきがありました。またカンボジアで出会った大学生や子ども達、さまざまな人のおかげで、国際交流の楽しさや異文化理解の奥深さを知ることができました。
 カンボジアで出会った皆さんに感謝します。オークンチュラン(ありがとうございました)!

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