5月29日に経営学科、近藤浩章ゼミ(1年次)がプレコース体験ツアーを実施しました。このツアーは、経営経済学部各コースでの学修内容を体験学習によって理解することを目的としています。
　行先には、製品が親しみやすく、また学生にもなじみのあることから江崎記念館を選びました。江崎グリコ株式会社の歴史を知り、経営理念の成り立ちや未来への挑戦を学ぶことで、企業や業界研究の経験を積みます。事前学習としてツアー前には、江崎グリコ株式会社の会社概要を学生が分担してホームページなどで調べました。
　普段は自由見学のところ、当日は本学の学生のために岡本館長自ら施設案内をして下さいました。創業者江崎利一氏の「おいしさと健康」を願う心、グリコーゲンとの出会い、栄養菓子「グリコ」の誕生から赤い箱、ゴールインマークの制定など、日ごろはあまり聞くことのない江崎グリコ株式会社のルーツにかかわる話に、学生は熱心にメモをとっていました。
　また、ハート形のグリコ、グリコの「おもちゃ」はなぜ生まれたのか、ポッキー誕生秘話など数々のエピソードを通じて、江崎利一氏の創意工夫への熱意や努力を知るとともに、ネーミングやパッケージ、宣伝などマーケティングの重要性を具体的に学ばせていただきました。
　最後に、グリコの「おもちゃ」の変遷を見学し、現在はアプリでも遊べる形にすることで、時が変わってもグリコの挑戦は変わらないということを学び、江崎記念館を後にしました。 事後学習では、①見学を通じて印象に残ったこと、②その中で重要だと思ったこと、をレポートにまとめました。