大学紹介

スポーツビジネスコース 実践的学びの紹介

Date.

19/08/06

経営経済学部 経営学科スポーツビジネスコースの「実践的学び」PartⅡ
~ガンバ大阪集客イベントプロジェクト~

 4月よりスポーツビジネスコースが始動し、サブセミナーやセミナーの時間も活用しながら前期の授業が終了しました。「ガンバ大阪の集客イベントを考える」という壮大なテーマ(課題)に対して最初はイメージすら持てなかったと思いますが、授業回数が増すごとに真剣に悩み・考え取り組みました。
 まず今期の前半については、前回のレポートにあったように、ガンバ大阪という企業の分析から始まり、SWOT分析やステークホルダーについてグループワークを行いました。その後は、WEBマーティングやイベント企画に関する講義で知識を深めました。
 6月25日のサブセミナーでは、ガンバ大阪の竹井氏による講義の中で今回のプロジェクトに関する正式な課題が発表されました。まず集客の仕事とはというテーマから始まり、ガンバの収支やマーケティングに関する内容をレクチャーしていただきながらクラブの経営課題についても触れていただきました。そして、ガンバ大阪が実際に行ったイベントを紹介してくださり、当日の様子や来場者の反応などについても解説してくださいました。その後いよいよ本プロジェクトの正式な課題が発表されました。その課題とは「11月23日のベガルタ仙台戦のチケットを100枚売るためのイベント企画」でした。

 課題発表の翌週には、ガンバ大阪前社長で本学の客員教授の野呂輝久先生によるスポーツビジネス概論の授業を受け、改めスポーツビジネスの難しさと奥深さを痛感しました。学生達に与えられた時間は約1か月。7月23日にはガンバ大阪スタッフの竹井氏、森本氏を前に自分たちの企画をプレゼンすることになっていました。5名程度のグループを4チーム作り、それぞれの企画会議がスタートしました。授業以外でも集まり検討し、授業内でアンケートをとりリサーチする等、100枚完売という目標に向け様々な取り組みが行われました。そして、サブセミナー、セミナーの授業を使って何度も何度も発表練習を行いました。

 発表当日は全員スーツを着用し、学生なりのビジネスプレゼンテーションを行いました。準備不足により開始時間が遅れるという失態をさらしてしまいましたが、そこは厳しく、そして具体例なども踏まえ学生にわかりやすくご指導いただきました。プレゼンの結果は、女性チームが考えた女性をターゲットにした企画が候補に選ばれました。しかし、これで終わりではなく、ここからが本来のスタートであり、コースのメンバー全員が参画しイベントを成功させるという新しいミッションがスタートしました。女子チームを中心に組織を再編成し、広報戦略やイベントの具体的検討など決戦の11月23日まで学生達の本気の挑戦はまだまだ続きます。

 スポーツビジネスコースでは、イベント企画だけでなくガンバ大阪エンジョイパークの運営にも参加し、実践力を高める実践的な学びに取り組んでいます。6月22日にはエンジョイパーク経験者の上級生が1年生の初参加者に対して指導しながら運営を行うという体験も行いました。言われて動くことはさほど難しくないですが、人を動かすことの難しさや組織としての運営の重要性について実践を通じて学んだと思います。

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