オランダのプロサッカーチーム「VVVフェンロ」海外研修がスタートしました。
これは、グローバル人材の育成を目指し、国際ビジネスの実務を体験できるプログラムで、クラブ運営、選手へのインタビュー、そして、企業見学などを体験できます。
 その現地レポートの第二弾をご報告いたします。

【8月28日】

VVV.VENLOスポンサー、SEACON LOGISTICS社を訪問
 Rico Gielen氏（Manager Marketing）から同社の概要を英語でレクチャーしていただきました。学生たちは、物流業／倉庫業の業界をあまり知る機会がないため、熱心にメモをとり、Rico氏のプレゼンテーションを聞いていました。
 その後、コントロールタワーなどを案内していただき、コンテナ管理の現場も見学しました。

VVV VENLOスタジアム
 昼前にVVV VENLOのスタジアムで練習を見学しました。終了後、元日本代表で、現在VENLOで活動中の藤田俊哉様と大津祐樹選手からお話を伺いました。学生たちにも質問をする時間を作っていただきました。試合前日にもかかわらず、熱いメッセージをくださる両氏に、学生たちは感激していました。

楽器メーカー、Pearl楽器
 午後、日本の楽器メーカーであるPearl楽器を訪問し、稲富昭一郎様（Senior marketing Manager）から、同社の製品、販売方法について紹介していただきました。
 商習慣が異なる海外で事業展開をする上での苦労など、グローバルビジネスの現場で活躍中の稲富様のお話は、学生たちの心に強い印象を与え、学生たちも積極的に質問をしていました。
 プレゼンテーションの後、社内や倉庫を案内していただき、ドラムセットが高く積み上げられた倉庫や、厳重管理されている上位の価格帯のフルートなどを見せていただきました。また、ドラム演奏体験、ドラム演奏実演の時間も作っていただき、非常に充実した訪問となりました。

中世の街並、フェンロ
 最後は、フェンロの中心部に出かけ、フェンロの街並を見学しました。通常、フェンロの商店は17〜18時には閉店となるのですが、木曜日だけは20時まで開店しています。ハンザ同盟（注）の一都市でもあったフェンロの市街地は、中世都市のおもむきを残しており、まさにヨーロッパに来た、という印象を持つ事ができます。
 学生たちは思い思いに旧市街を散策し、歴史に裏打ちされた街並を楽しみました。
※ハンザ同盟：中世後期に北ドイツを中心にバルト海沿岸地域の貿易を独占し、ヨーロッパ北部の経済圏を支配した都市同盟。

【8月29日】

OCE社を訪問
 午後、OCE（Eの上に'記号）社を訪問しました。まず、OCEの歴史について、英語によるミュージアムでのレクチャーがあり、その後、本社に移動して日本人の副社長やダイレクターの方々より、OCE社がCanon系列会社となって、どのようなビジネスを行っているか、またオランダと日本のビジネス・文化の違いについてレクチャーを受けました。
 ここにおいても、学生たちは熱心に質問し、丁寧な説明を受けていました。

文責：山本 明志 講師（グローバルビジネス学部）

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